マンモグラフィを受けられる方へ

マンモグラフィ(Mammography)とは

マンモグラフィとは「乳房X線撮影」のことです。乳房にX線を当て、組織のX線吸収差を利用して内部の状態をフィルムに写し出します。
乳房は柔らかい組織で撮影しづらいため、乳房専用に開発された撮影装置やフィルムを使用します。

有用性

マンモグラフィは乳がんにかかる方の多い欧米で発展してきました。これらの国々では、乳がんの早期発見、乳がんでの死亡率低下にマンモグラフィが寄与することが既に立証されております。
近年では国内でもマンモグラフィが普及してきたことから、早期乳がんの発見に有用であることが広く認められるようになりました。

放射線被ばく

マンモグラフィで乳房が受ける放射線量はおよそ1~3ミリグレイと測定されています
(装置や体格により多少異なります)。 乳房に限定した部分被ばくなので、身体への影響はほとんど心配ありません。
また、私達が意識せずに被ばくしているものに自然放射線があります。自然放射線は年間2.4ミリシーベルトと推測されています。マンモグラフィで使用する放射線を換算すると約0.05~0.15ミリシーベルトになり、年間自然放射線被ばくよりずっと低い数値です。

乳房圧迫の必要性

マンモグラフィでは、乳房を撮影装置で圧迫する時に痛みを伴います(痛みの強さには個人差があります)。
圧迫は、乳房厚を均一にして、組織の重なりを少なくし、情報の多い写真を撮影するためにどうしても必要となります。また乳房が薄くなることで放射線被ばく低減にもつながります。
以上をご理解の上、検査にご協力頂きますようお願いいたします。

※ 乳房を撮影する際には痛みを伴います。あらかじめご了承下さい。

マンモグラフィの実際

以下では検査に対してあらかじめご理解頂き、不安を少なくして検査を受けて頂けるようご説明いたします。

乳房撮影装置について
乳房は柔らかい組織で構成されているため、専用のX線装置を使って撮影します。
当院で使用している装置は日本医学放射線学会の定める乳房X線撮影装置の仕様基準を満たしています。また、当施設はNPO法人マンモグラフィ検診精度管理中央委員会からマンモグラフィ検診画像認定を受けており、適切な画像を提供できる施設と認められています。

撮影方法について
マンモグラフィは左の写真のように、乳房を圧迫板という透明の板で圧迫しながら行われます。乳房を圧迫する前に、乳房を広範囲に写すため、技師が手で乳房を引き出して押さえます。このとき多少違和感があるかもしれません。また圧迫を行うと痛みがあります(個人差があります)。この時ガマンできなければ技師に申し出て下さい。

撮影した写真について
撮影した写真は、専門的な研修をおこなった医師により読影(写真を詳しく観察して結果を出す)されます。これから触診でわからないような小さな病巣も発見することができます。
また、しこりなどの触診可能な病巣も、マンモグラフィでその状態や形状などを見ることができます。読影時の参考にしますので、もし日頃気になる部分がある場合には、技師に伝えて下さい。