病棟紹介

介護療養型医療施設・療養型病床

一般病院等での集中治療は既に必要ないが、在宅に戻るには医療依存度の高い患者様、長期に渡り療養を必要とする患者のうち、比較的医療密度の高い医学的管理を要する方などにご利用いただく施設です。医療療養病床、介護療養病床とがあります。

療養病床群・介護療養型医療施設
一般病院等での集中治療は既に必要ないが、在宅に戻るには医療依存度の高い患者、病状が安定期にある長期療養患者であって、療養上の管理、看護、医学的管理下の介護等の世話、機能訓練等の必要な医療のサービスを必要とする患者、要介護者が入院の対象となります。

【医療療養病床】
長期に渡り療養を必要とする患者のうち、比較的医療密度の高い医学的管理を要する者

【介護療養病床】
要介護者であって医学的管理を伴う長期療養の必要な者

回復期リハビリテーション病棟

寝たきり予防と家庭復帰促進を目的とし、機能回復訓練だけではなく、在宅復帰・退院後を想定したADL向上を目指します。入院対象、入院期間に関しては別表を参照してください。基本的には在宅復帰できる方を対象とさせていただきます。

※ “対象となるリハビリテーションを要する状態”が拡大されました。
※ 今まで一律180日までと設定されていましたが、リハビリテーションを要する状態ごとに入院期間の上限が設定されました。
それにより、対象となる方の利用に関しての見極めを早めにしていただく、あるいは在宅復帰が可能であるなどの必要性が高まると思われます。

【発症から入院~入院期間】
①脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症等の発症又は手術後2か月以内の状態(算定開始日から起算して150日以内。ただし、高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷の場合は、算定開始日から起算して180日以内)
②大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の骨折の発症又は手術後2か月以内の状態(算定開始日から起算して90日以内)
③外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後2か月以内の状態(算定開始日から起算して90日以内)
④大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後1か月以内の状態(算定開始日から起算して60日以内)

特殊疾患病棟

長期にわたる高度の医療的管理が必要な方々に対して、長期療養を提供する病床です。入院期間は特に制限はありませんでしたが、平成18年7月以降入院料廃止となったため、今後、形態の何らかの転換が必要と思われます(平成20年3月末まで経過措置あり)。

対象患者様
(1)脊髄損傷等の重度障害者
大脳両側の脳卒中や、脳幹の梗塞、出血により、四肢麻痺か少なくとも三肢障害のある患者様(その状態が脊髄損傷による重度障害者と同等以上であると医師が判断した患者も含む)。

(2)重度の意識障害者
重度の意識障害とは、以下に揚げる者をいう。
1.意識レベルがJCS(Japan Coma Scale)でⅡ-3(又は30)以上又はGCS(Glasgow Coma Scale)で8点以下の状態が2週間以上持続している患者
2.無動症の患者(閉じ込め症候群、無動性無言、失外套症候群等)

(3)筋ジストロフィー患者

(4)神経難病患者
神経難病患者とは、脊髄損傷、筋ジストロフィー、多発性硬化症、重症筋無力症、スモン、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症、パーキンソン病関連疾患((1)進行性核上性麻痺、(2)大脳皮質基底核変性症、(3)パーキンソン病(ホーエン・ヤール分類ステージIII度以上かつ生活機能障害度がII度又はIII度のもの))、ハンチントン病、多系統萎縮症((1)線条体黒質変性症、(2)オリーブ橋小脳萎縮症、(3)シャイ・ドレーガー症候群)、プリオン病((1)クロイツフェルト・ヤコブ病、(2)ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー病、(3)致死性家族性不眠症)、亜急性硬化性全脳炎、仮性球麻痺、脳性麻痺をいう。
※特殊疾患療養病棟入院料等の見直し
平成18年7月から、療養病棟については、特殊疾患療養病棟入院料及び特殊疾患入院施設管理加算が廃止され、患者分類を用いた評価が適用されます。
なお、一般病棟及び精神病棟については、(経過措置として)平成20年3月末日まで、特殊疾患療養病棟入院料を算定することができます。

【 Japan Coma Scale(JCS)】
I.覚醒している(1桁の点数で表現)
0 意識清明
1(I-1) 見当識は保たれているが意識清明ではない
2(I-2) 見当識障害がある
3(I-3) 自分の名前・生年月日が言えない

II.刺激に応じて一時的に覚醒する(2桁の点数で表現)
10(II-1) 普通の呼びかけで開眼する
20(II-2) 大声で呼びかけたり、強く揺するなどで開眼する
30(II-3) 痛み刺激を加えつつ、呼びかけを続けると辛うじて開眼する

III.刺激しても覚醒しない(3桁の点数で表現)
100(III-1) 痛みに対して払いのけるなどの動作をする
200(III-2) 痛み刺激で手足を動かしたり、顔をしかめたりする
300(III-3) 痛み刺激に対し全く反応しない
この他、R(不穏)・I(糞便失禁)・A(自発性喪失)などの付加情報をつけて、JCS200-Iなどと表す。

【Glasgow Coma Scale(GCS)】
記述は、「E 点、V 点、M 点、合計 点」と表現される。正常は15点満点で深昏睡は3点。点数は小さいほど重症である。
開眼機能(Eye opening)「E」
4点:自発的に、またはふつうの呼びかけで開眼
3点:強く呼びかけると開眼
2点:痛み刺激で開眼
1点:痛み刺激でも開眼しない

言語機能(Verbal response)「V」
5点:見当識が保たれている
4点:会話は成立するが見当識が混乱
3点:発語はみられるが会話は成立しない
2点:意味のない発声
1点:発語みられず

運動機能(Motor response)「M」
6点:命令に従って四肢を動かす
5点:痛み刺激に対して手で払いのける
4点:指への痛み刺激に対して四肢を引っ込める
3点:痛み刺激に対して緩徐な屈曲運動
2点:痛み刺激に対して緩徐な伸展運動
1点:運動みられず

【対象疾患】  ・脊髄損傷などの重度障害(注1)
・重度の意識障害(注2)
・筋ジストロフィー
・神経難病(注3)
注1:その状態が脊髄損傷による重度障害者と同等以上であると医師が判断した患者も含む。
注2:意識レベルがJSCでⅡー3(または30)以上、またはGCSで8点以下の状態が2週間以上維持する患者。無動症の患者(閉じ込め症候群、無言無動症、失外套症候群など)を指す。
注3:多発性硬化症、重症筋無力症、スモン、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症、ハンチントン病、パーキンソン病関連疾患〔進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病(ホーエン・ヤールの臨床的症度分類のステージ3以上であって生活機能症度がⅡ度、又はⅢ度のものに限る。)〕、多系統萎縮症(線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳萎縮症、シャイ・ドレーガー症候群)、プリオン病、又は亜急性硬化性全脳炎に罹患している患者。
(変更点)
○ハンチントン舞踏病 → ハンチントン病
○パーキンソン病 → パーキンソン病関連疾患〔進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病〕
○シャイ・ドレーガー症候群 → 多系統萎縮症〔線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳萎縮症、シャイ・ドレーガー症候群〕
○クロイツフェルト・ヤコブ病 → プリオン病