肥満と肥満症について

肥満とは

一般的に正常な状態に比べて体重が多い状況あるいは体脂肪が過剰に蓄積した状況をいいます。

肥満の判定と肥満症の診断

肥満診断としてBMI(body mass index)が多く用いられています。
 BMI=体重(kg)/{身長(m)×身長(m)}

BMI 判定
<18.5 低体重
18.5≦~<25 普通体重
25≦~<30 肥満1度
30≦~<35 肥満2度
35≦~<40 肥満3度
≧40 肥満4度

世界保健機構(WHO)における肥満の判定基準はBMI30以上をover-weight(過体重)と判定することになっています。日本では2000年の日本肥満学会でBMI25以上を肥満と判定することが定められました。

肥満症

肥満症とは肥満に関連する健康障害を合併するか合併が予測される場合で医学的に減量を必要とする病態。
1)肥満に関連し、減量を要する(減量により改善する、または進展が防止される)健康障害を有するもの
 ・2型糖尿病、・脂質代謝障害・高血圧、高尿酸血症・痛風、・脳梗塞
 ・睡眠時無呼吸症候群、・脂肪肝、・骨折など
2)健康障害を伴いやすいハイリスク肥満
 身体計測により内臓脂肪型肥満を疑われ、腹部CT検査にて確定された内臓脂肪型肥満

肥満予防

1)食事療法:一日の摂取エネルギーは1000~800kcal。
注意点として過剰なエネルギー摂取、塩分の取りすぎ、カルシウム不足、不規則な食習慣があげられます。これに基づいて栄養バランスのよい食生活をしましょう。

2)運動療法
歩くことなど有酸素運動基本としてジョギング、ラジオ体操、自転車エルゴメータ―、水泳などの全身の筋肉を用いる運動を1回10分~30分間(可能であれば1時間程度)を週3回~5回以上行うことが望まれます。しかし、忙しくてなかなか時間が取れない場合などあると思いますのでここで家でもできる簡単な運動を何個か紹介します。

① スクワット

1)肩幅に開いた足をハの字に開き、背筋を伸ばし、両腕を前に伸ばす。
2016.06 リハビリ通信1

2016.06 リハビリ通信2

2)つま先と膝が同じ方向に曲がることを確認しながら、膝を曲げる。
2016.06 リハビリ通信3

3)元の姿勢に戻す。
 *膝がつま先より前に出ないようにする。
 *下を向かないようにする。

② ヒップエクステンション

1)背筋を伸ばし、椅子の前に立つ。
2016.06 リハビリ通信4

2)かかとから足を後ろへ上げ、姿勢を保持する。
2016.06 リハビリ通信5

3)足を元に戻す。
 *上半身が前かがみにならないようにする。
 *足を上げる際は腰を反らさない。
 *椅子に体重をかけない。

③ 腕立て伏せ

1)膝を少し曲げた状態で床につけ、両腕を床に対して垂直に伸ばす。
2016.06 リハビリ通信6

2)ゆっくりと肘を曲げる。
2016.06 リハビリ通信7

3)ゆっくりと元の姿勢に戻す(この時、腰を反らさない)。

※運動は自分の体力や健康状態にあったものを選ぶことが重要です。特に痛みや持病のある方は運動を行うにあたり医師に相談して安全に実践するようにしましょう。

終わりに

今回は肥満について簡単に説明させて頂きました。肥満は生活習慣病のリスクを高めます。ここに紹介したのはほんの一部ですが上記の運動を行い、定期的に体を動かす習慣を身に着けて頂ければと思います。

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