床ずれ予防

床ずれとは?

寝たきりの方などで、同じ姿勢で長い時間寝ていると同じところに体重が集中します。この圧迫が続くと血流がとどこおり、栄養が不十分となり、皮膚や筋肉に傷ができてしまいます。これを「床ずれ」と言います。一般に2時間以上の圧迫は危険と言われています。
いったん、床ずれができてしまうと、治すには時間と労力が必要になります。床ずれのことをいろいろ知って、床ずれを予防していきましょう。

床ずれができやすい場所はどこ?

姿勢によって床ずれができやすい場所が異なります。仰向けや横向きでできやすい場所を下図に示しています。

<仰向け>

リハ通信2015.10_001

<横向き>

リハ通信2015.10_002

床ずれになりやすい要因はなに?

・自分で寝返りができない
・やせており骨が突出している
・手足が伸びない、背中が曲がっているなど関節が硬い
・栄養状態が悪い
・むくみがある
・多汗、尿失禁、便失禁がある

床ずれを予防するには?

最も良いのは「座る時間を作ること」です。食事やトイレは必ずベッドから離れるようにするなど生活の中で習慣化できると良いです。座ることで圧迫から開放され、循環が改善されます。
座ることがなかなか難しい方は、姿勢変換を行なうことが勧められています。仰向け姿勢で床ずれができやすい仙骨部の圧迫を除去するため、「30度側臥位」が良いと言われています。クッションなどで安楽姿勢が保てるようにします。
リハ通信2015.10_003

柔軟性、筋力、心臓・肺・排泄機能など体の事を総合的に考えると、座る、立つ、よつばい、うつ伏せなど多くの姿勢を取れることが理想です。

最後に

ご紹介したのはほんの一例であり、麻痺の有無や関節の硬さ、筋肉の張りなど、様々な要素を考慮して、その方にあった姿勢変換を考える必要があります。姿勢を変えることができる介助者がおられない場合にはエアーマットを使用するという手段もあります。ご関心のある方は一度、かかりつけ医師、ケアマネジャー、リハビリ専門職などにご相談ください。

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