高齢者の骨折について

はじめに

 転倒・骨折は寝たきりの原因第2位と言われています。高齢者は骨粗鬆症などでわずかな外力によって骨折が生じます。骨折をすると、安静期間が長期化し、筋力低下・腰痛などもみられ、寝たきりにもなりかねません。

骨折の原因

 高齢になると平衡機能やその他の反射反応の機能低下を生じます。さらに円背などの不良姿勢によりちょっとしたつまずきなどでは平衡反応が対応できず、さらに足の筋力低下も合併することで、立ち直ることが出来ず落下し骨折します。

高齢者におきやすい骨折の部位

①大腿骨頸部骨折(足の付け根の骨折)
 大腿骨の骨折は加齢とともに増加します。家の中で敷居などにつまずいたり、ふらついて体をねじるようにして倒れた時などに生じることが多いです。高齢者の骨折の中で一番困るのが、この大腿骨頸部骨折です。
②橈骨遠位端骨折(手首の骨折)
 冬に凍った道で滑って転んだり、つまずいて手をついて転倒したとき起きることが多い骨折です。単にヒビが入っただけのものから、粉砕状に折れたものまで色々あります。
③上腕骨近位端骨折(肩の骨折)
 50歳以降加齢とともに増え、特に60歳以上の女性で頻度が高い骨折です。手をついて転んだり、直接肩を打ったりするとよく骨折します。
④脊椎椎体圧迫骨折(腰の骨折)
 腰を落として尻もちをつくように転倒した場合に起こる骨折です。骨粗鬆症が高度の場合は、物を持ち上げる動作やくしゃみで生じることもあります

転倒予防のための運動

①ふくらはぎのストレッチ
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立った状態で片足を後ろに伸ばします。
この時、踵を床につけるようにします。

②足の筋力訓練
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椅子に腰かけて片足をゆっくりと持ち上げ、約5秒程度停止した後ゆっくり下ろします。

③片足立ち練習
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テーブルなどに手をつけ片足をあげ3秒~5秒間停止します。
慣れてきたら片手支持や支持なしで行ってください。
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