膝の痛み(変形性膝関節症)について

「正座すると膝が痛い」「階段の上がり下りがつらい」など、膝に痛みをかかえている方は多いと思います。その割合は、70歳以上の方の約4割とも言われています。
普通に歩いているだけで、膝には瞬間的に体重の3倍もの重みがかかっています。日々酷使している膝が痛む時、多くの場合は変形性膝関節症にかかっている疑いがあります。

どういう人が起きやすいか??

加齢、肥満、O脚、ホルモンバランス(更年期以降の女性に多い)などなど。他にも激しいスポーツ活動や外傷によるものなど、変形性膝間節症を引き起こす原因は様々です。

変形性膝関節症の症状

変形性膝関節症は、特別な原因がない限りゆっくり始まり徐々に進行します。

  1. 初期には起き上がり、立ち上がり、歩き始めなどに膝のこわばりや軽い痛みを感じます。痛みは長く続きません。
  2. 進行すると痛みが強く持続するようになり日常生活に不便を感じることがあります
  3. 更に進行すると安静にしていても痛みが出現し、日常生活に支障を来すようになります。痛いから動かないという状況になると筋力が低下し更に症状を悪化させます。

理学療法

膝関節の関節可動域が悪い場合には、関節可動域訓練や痛みが強い場合には消炎鎮痛療法、筋力強化訓練等。

筋力強化

  • 毎日続けること、筋力強化をしている筋肉を意識すること、無理はしないこと
  • 筋力強化する筋肉は主に大腿四頭筋・大腿直筋・中間広筋・外側広筋・内側広筋と言われる太ももの前の筋肉です。

①床に腰をおろしての筋力強化法

床に腰を下ろし、両足を前に伸ばす→膝の下にタオルや枕を置く→膝の下に入れたタオルや枕を押しつぶすように膝を伸ばす
腰を下ろして行う筋力強化

②寝ながらの筋力強化法

床にまっすぐ寝る→片方の足は軽く曲げ立脚にしておく(腰を痛めないため)→伸ばしている足を30cm位あげる→反対の足も同じ様に行う
寝ながらの筋力強化

③椅子に腰掛けての筋力強化法

椅子に腰掛け、片足を膝が真っ直ぐになる位まで伸ばす→その状態で約5秒間あげておく(一日の目安は朝・夕20回程度を目標に行う)
椅子を使う筋力強化

④立って行う筋力強化法

立ったまま、両足の膝の間に枕やクッションを挟む→クッションを挟んだ状態で、軽く膝を曲げる→膝を伸ばす(一回の運動は20回位を目安として行う)
立って行う筋力強化,立ったまま膝の曲げ伸ばし

ただし、ただ筋力強化を行えば良いというわけではありません。日常生活において、歩く際に杖をつく、階段の昇り降りではてすりを使用する。正座は避ける、装具(サポーター)を装着する等といった膝への負担を軽減する事も大切になります。
膝の事に関して、何かお困りの事がございましたら、一度、医師や理学療法士などに相談してみて下さい。

カテゴリー: リハビリ通信 パーマリンク