自動車の乗り降りの方法

今回は片麻痺の方の自動車の乗り降りについて書いてみたいと思います。

歩行が可能な方

基本的には麻痺のない方から(右片麻痺の方は車の右側座席から)乗ります。
まず、車の座席に座り、向きを変えながら麻痺のない方から足を入れます。続いて、麻痺がある方を入れます。
降りるときにはその逆にします。

車椅子の方で、介助が必要な場合

  1. 車椅子を自動車と30°の角度で接近させ、ブレーキをかけます。
    * 麻痺のない方が自動車側にくるように車椅子を置くようにします。
  2. お尻を車椅子の前のほうへ移動させます。
    介助をする人は両膝の内側で対象者の悪いほうの足を挟み込むようにして、両手で患者のズボン(あるいはベルト)を腰の後ろか股関節の部分で握ります。
  3. 対象者の体を前へ倒して、介助者は重心を後ろへ移し、対象者の膝を押すようにして伸ばし、立ちあがらせます。
  4. 立ち上がって体が安定したら,よいほうの足を軸にして体を回転させます。
  5. ゆっくりと腰を下ろし、自動車の座席に座ります。

現在は、電動車椅子がそのまま運転席になる車両や、助手席や後部座席が回転する回転シート付き自動車、車椅子のまま乗降できるスロープ付自動車などの様々な福祉車両が出回っています。福祉車両の展示会などに出かけて、実際に体験してみるのも良いでしょう。

また、障害をお持ちの方が車を購入する際や車で外出する際に利用できる助成制度がありますので、内容の詳細については最寄りの福祉事務所・警察署・自治体などにお問い合わせください。

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