嚥下性サルコペニア

あなたは大丈夫?嚥下性サルコペニア

「サルコペニア」とは加齢に伴う筋肉量の低下、すべての原因による筋肉量・筋力・身体機能の低下を意味し、「サルコ」は肉・筋肉、「ぺニア」は減少・消失を表します。その原因としては以下のものがあげられます。
 ①加齢に伴う生理的な筋肉量の減少
 ②活動性低下による筋肉量の減少
 ③栄養状態不良による筋肉量の減少
 ④手術、病気などの侵襲による筋肉量の減少

嚥下性サルコペニアと誤嚥性肺炎

摂食・嚥下とはいわゆる食物を噛むこと、飲み込むことです。高齢者の摂食・嚥下障害の原因は、脳血管疾患や神経障害、口腔内の病気など多岐に渡りますが、摂食・嚥下に関わる筋肉のサルコペニアも原因の1つです。
では嚥下性サルコペニアが進行するどうなるのでしょうか?食物を咀嚼する力や、食塊を舌でまとめる力、送り込む力、飲み込みの力などが低下して食物を上手く飲めなくなり、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。実際に当院でも嚥下性サルコペニアにより食事困難となりリハビリテーションを実施することがあります。

サルコペニアを予防するためには?

筋肉が減少すると聞けば、真っ先に筋トレを行う方が多いのではないでしょうか?しかし、
栄養状態が悪化しているときに筋トレを行うとかえって筋力が低下します。そのため、ご家庭でバランスの良い食事をとり必要なエネルギーをしっかりと摂取することが重要となります。その上で摂食・嚥下に関わる筋肉の低下を予防するトレーニングを行うことが大切です。

嚥下性サルコペニアの予防

※【注意】
治療中の病気や怪我があったり、体調に不安のあるときには、まず医師に相談してから始めましょう。また運動回数については無理のない範囲で行いましょう。

①首の上げ下げ
②舌を前後に動かしましょう
③舌を左右に動かしましょう
④舌を上下に動かしましょう

まとめ

平成23年、厚生労働省が公にした死因統計では肺炎が脳卒中を上回る第3位となり増加の一途をたどっています。この肺炎の96.5%は65歳以上の高齢者。肺炎の多くは誤嚥性肺炎であると言われており、加齢による嚥下性サルコペニアとの関連が指摘されています。食べることは人生の楽しみの1つであり、いつまでも口から食べる楽しみを継続して頂きたいと思います。

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