構音障害の方と話をしよう

はじめに

脳卒中になってコミュニケーションを取りにくくなった方、周囲におられませんか?
今回は、脳卒中によっておこる言語障害の一つである運動性構音障害の方とのコミュニケーション方法について説明します。

運動性構音障害とは?

運動性というのは、麻痺によって生じるということです。顔を動かす神経が麻痺すると、口を大きく開けたり、唇をすぼめたり、舌を左右・上下に動かしにくくなります。話すことは、日常ではあまり意識していなくても、口・舌・唇・あご・ほおなどを使っているため、動きにくくなると呂律が回らなくなります。
また声が小さい、声がかすれる、鼻から漏れる、息や声が途切れる、話すのが遅い・速い、抑揚の少ない話し方になることもあります。それだけで自分の話が相手に伝わりにくくなることがあります。これが運動性構音障害の一番問題になってくる部分です。

コミュニケーションの取り方

構音障害の方とのコミュニケーションの取り方
1.Yes-No質問にし、言いたいことを絞り込んでいく。
2.わかったふりをしない:聞き取れなかった部分を伝え、もう1度言ってもらいましょう。わかったふりは、誤解を生じる恐れがあります。
3.短くゆっくり話していただきましょう。
4.姿勢を安定させる:姿勢を安定すると声が大きくなることがあります。
5.気持ちに寄り添う
6.静かな環境を作る:テレビのボリュームを下げる、戸を閉めるなど
7.他のコミュニケーション手段を使う。

コミュニケーションを助ける手段
①文字盤(普通の50音文字盤、キーガード付文字盤、透明文字盤)
②コミュニケーションボード(よく使う単語を集約したボード、イラストで示したボード)
③コミュニケーションノート(ノート形式、紙芝居形式)
④意思伝達装置
⑤筆談

最後に

患者さんによってそれぞれコミュニケーションの取り方は異なりますので、もしもお困りのことがありましたら、一度医師へ相談するか、言語聴覚士への相談をお勧めします。

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