健康とは?「あなたは あと何年生きられますか?

健康はみんなの願いですが、健康になろうとして健康になれるものでもありません。また健康な生活についてTVやマスコミなどで最近良く取り上げられるようになり、健康な生活や生活習慣病についての知識も広まってきましたが、つい、仕事や、食べたいもの、やりたいこと優先の生活に成りがちで、健康を意識した生活はなかなかできそうでできないでいるのではないでしょうか?

そこで今回、趣を変え、「どうしたら健康になれるか?」から少し離れて、「あなたはあと何年生きられますか?」という風に問題を立ててみました。自分の人生を精一杯自分らしく生きて行くためにも、「後何年生きられるか?」というふうに問題を立ててみることは意味があると思います。
もちろんあなたが実際に後何年生きられるか?は生きて見なければ実証できるものではありません。
でも、それではいささか遅すぎる感じがします。

あなたの日常生活習慣は

  1. 睡眠時間は7-8時間
  2. ほぼ毎日朝食を食べる
  3. 間食はとりすぎない
  4. 体重は標準である
  5. 運動やスポーツをする
  6. 適量の飲酒をする
  7. 喫煙はしない

ただ科学的な証拠から参考にできる事項や数値がわかってきていますので、これを利用しない手はありません。こうした科学的根拠に根ざしたデータを見ますと、健康にむいた生活習慣を続ける事で自分の人生の長さや質(QOL)に影響が出るという事はどうも事実のようです。

なかなか思いのままにならない自分の人生ですが、少しでもコントロール(自己管理)できるとしたら、自分らしく自分の人生を生きるという上で、大きな意味があるのではないかと思います。

ところで健康がなかなか自覚されにくい背景には、実は健康とは決して人生や日々の生活の「目的」ではなく、人それぞれの「自分の人生の目的」を実現するための「手段」に過ぎないという関係があるからだと思われます。人生の目的や自分が人生の中でどうしてもやりたいことをしっかり持つことは健康にとって大変重要なことです。人生の「目的」がはっきりしていればいるほど、「目的達成」のために健康はなくてはならないものになってきます。現在では科学的に、健康のために良い生活習慣がいろいろ認められてきています。

では、幾つかある生活習慣の中で、「最も大切な生活習慣は?」というと、日本では「食事」が最重要視されていますが少し細かくなり過ぎるきらいがあって、食事の中身について色々マスコミ等でも取り上げられ、お昼のワイドショウで、ミノモンタ現象などと言われる状況が出ている程ですが、食に関しては極端な偏食がなければ体重を標準体重に近づけるという事でおおよその健康の目安には十分のようです。中年男性の肥満傾向と若年女性の栄養不足が日本では寿命を縮める要素として問題にされるようになっています。食事も大変重要な要素ですが、欧米では「タバコ」が最優先課題と認識されています。

この写真は決してCG(コンピュータグラフィック)や映画の特殊メークではなく、実際の双子の姉妹の写真です。

禁煙と食事に関する次のようなデータが出ています。

禁煙と食事でがんを何%防げるか?

禁煙と食事で65%

  • 禁煙:30%
  • 食事:35%

生活習慣、タバコと健康そして「あと何年生きられるか?」について何か感じるところがあると思いますが如何でしたでしょうか?
健康になるには自分の人生や日々の生活に「目的」を持つ事が大切です。健康に留意する事でやりたい事を沢山できるとしたら、自分が自分の人生をコントロールしているという実感に浸れるのではないでしょうか?

情報源:看護学大系 – 公衆衛生
医学書院 星 旦二、松田 正巳編集
文責
内科 松浦 省三

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