子どもの時からの生活習慣病予防

コレステロールについて

食生活が欧米化し、子どもは、カレーライス、ハンバーグなど脂肪が多く、軟らかい食事を好む傾向があります。近年、動物性脂肪の摂取が増加し、カルシウムは不足、鉄は若い女性で不足、食塩は過剰摂取となっています
朝食べない子どもは5~10%で、朝子どもだけで食べる孤食が4人に1人になっています。

コレステロールの高い人程心筋梗塞になる率が高く、日本人の血液中のコレステロールは、年々上昇しています。コレステロールは、加齢とともに上昇し、体の細胞膜やホルモンなどの材料に必要ですが、多すぎると血管壁について動脈硬化をおこし、生活習慣病につながるといわれています。
血液中のコレステロールが200mg/dl以上が高コレステロール血症です。油脂は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。飽和脂肪酸は、肉の脂、バターなど常温で固まるものに含まれ、体内でコレステロールを合成します。不飽和脂肪酸は、魚や植物の油、オリーブ油など常温で液体のものに含まれ血液中のコレステロールを減らします。
不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)は、サンマ、サバ、イワシなどの青魚に多く含まれています。植物油に含まれるリノール酸をとり過ぎると善玉のHDLコレステロールも下がります。

脂肪をたくさん摂取した時は緑黄色野菜、果実、豆類、大豆発酵食品(みそ、納豆)、緑茶、ごまなどの酸化を防ぐ抗酸化食品を一緒に摂取するようにしましょう。牛乳の中性脂肪はよいエネルギー源になり、カルシウムが豊富で、吸収されやすく、子どもにも大変

スナック菓子

油分、糖分が多い

缶ジュース
糖分が多い

よい食品です。果物や野菜の繊維は、過剰なコレステロールの吸収を抑えます。果物をとりすぎると中性脂肪を増やしますので、1日に1個程度にしましょう。
おやつは幼児には欠かせませんが、スナック菓子は油分、糖分が多く、缶ジュースは糖分が多いので、手作りのおやつもおすすめです。よく噛むと脳が活性化し、あごが発達、歯並びがよくなり、虫歯になりにくいです。成長に必要な蛋白質、カルシウムなどの栄養素をきちんととり、旬の作物にはビタミンなどが豊富ですので、心掛けて食べるようにしましょう。

運動はHDLコレステロールを増やし、悪玉のLDLコレステロールを下げます。ウォーキング、ジョギング、スイミングなどの体に酸素を取り込むエアロビクス(有酸素運動)が効果的です。運動の強さは中等度で十分で、1回につき10分以上は続け、1日20分以上、週3回以上継続しましよう。
外遊びをしっかりすることも大切です。

文責
中島こどもクリニック 中島匡博

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